生産者が語る「SAYA」の魅力
安全でおいしいお米づくりに情熱を傾ける農家が、自ら惚れ込んで作ったお米SAYA。
SAYA生産者の生の声をお届けします。
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「SAYA」を栽培する中で心がけていることはなんですか?
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SAYAは病気に強く倒れにくい品種ですが、毎年天気や昼夜の温度差が変化するので作業ごとのタイミングを大事にして育てています。(山井正光さん)
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植物も人間と一緒でね、変化があった方がよく育つんですよ(笑)。
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なるほど。SAYAを育てる中で苦労している点を教えてください。
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「SAYA」は特別栽培米だけど、ほとんど農薬って使ってないんです。だから苗を食べるジャンボタニシが大量発生するんだけど、田んぼの水管理をうまくやれば共生もできるんですよ。タニシは夜行性なので、夜間に水を抜いてやれば被害は防げるんです。ある程度稲が育つと、今度はタニシが雑草を食べてくれるんです。
「SAYA」を作って今年で4年目ですが、農薬が少ないと手間もお金もかからないから、農家にとってもありがたいですよ。(本村守之さん)
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新米は水を心持ち少なく。炊き上がってからすぐに混ぜて蒸気を逃がしてやると、ふっくら美味しくなる。牛丼なんか絶品の美味しさやね。丼ものはお米が勝負やな。
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山井正光さんは「SAYA」を作り始めて16年ということですが、長年やってきて育て方で分かってきたことはありますか?
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いや、毎年新人やね(笑)。16年毎年天気も違うし、それによって害虫も違う。百姓をやって30年やけど、毎年、毎月、毎日、新たな気持ちで米に接してる。米作りは見極めがむずかしいんよ。水周りと害虫と天候とね。毎日田んぼに出て米に話しかけて見とらんと分からんしね。
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16年前に自分で食べてみて「これは美味しいな」と思った。炊き上がりも真っ白で水晶米みたいに綺麗やったしね。だからこの米を信じてずっと作り続けてきたし、うちではずっとSAYAを食べてますよ。関西の方には、「美味しいからとにかく食べてください!」ですわ。食べてみんと分からんですからね(笑)。
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JAみなみ筑後瀬高町つやおとめ研究会会長・山井正光さんと奥さんの戸巳子さん
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JA筑前あさくら特栽米委員会会長・石井隆寿さん、手嶋元介さん、林憲昭さん
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JA福岡大城特別栽培米部会会長・本村守之さんと部会員の方々