- 陸稲 〔りくとう〕
- 水の中で育たず、畑に種を直にまいて育てるイネのこと。
「おかぼ」とも呼ばれます。現在国内では、北関東および南九州の一部でわずかに栽培されており、そのほとんどが糯米〔もちごめ〕です。
- 冷害 〔れいがい〕
- 例年よりも気温の低い日が続くことによって、農作物に被害が発生することを言います。
イネの冷害には遅延型と障害型があります。遅延型は、田植え後から長期間低温が続き、生育が遅れ、未熟米が多発するもの、障害型は、出穂期の一時的な極度の低温によって受粉が妨げられ、不稔籾〔ふねんもみ〕が多発するものです。
冷害の年にはいもち病も発生しやすく、複合型の冷害となって、大きな被害が発生することもあります。